(株)日本プララド 本社|油圧トルクレンチメーカー の日記
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世界初の「デジタル自動油圧ポンプ IQ100CF-2」を発売
2015.10.13
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株式会社日本プララド(本社:兵庫県神戸市)は、油圧トルクレンチ用の
油圧ポンプとして、世界初となる液晶タッチパネルでトルク値を設定できる
デジタル自動油圧ポンプIQ100CF-2を開発し、2015年10月中旬より発売します。
デジタル自動油圧ポンプIQ100CF-2は、
世界初の液晶タッチパネルで大型ボルトの締付けトルクを「1Nm単位」で
設定できる超高精度トルク管理を実現した自動運転ポンプです。
表示は圧力ではなく、接続する油圧トルクレンチの個体シリアルごとに
トルク表示(Nm)をします。
全てのメーカーの70MPa油圧ポンプのアナログ油圧計は、1目盛りの圧力が
2MPa刻みです。その為、指標となる油圧トルクレンチのトルク換算表も
2MPa刻みのトルク値でしか発行されていません。
現状は大型ボルトを締付けたい近似トルクの油圧値で設定するか、
1目盛りの半分の1MPaを目測で曖昧に設定を行っています。
【プララドは、その曖昧さを無くし業界に先駆けて、より正確な
トルク管理を実現しました。】
また、世界初の無線リモコンを実現。今まで有線リモコンで不便だった
高所作業など油圧ホースを長くしてお使いの場合に、便利な無線リモコンを
開発して製品化しました。
接続する油圧トルクレンチの性能をフルに発揮するために
大型ボルト締めの最先端技術を搭載したプララド自動油圧ポンプです。
■【デジタル自動油圧ポンプの主な特長】
●世界初、液晶タッチパネルで直接トルク値を設定
液晶タッチパネルでボルトの締付けトルクを「1Nm単位」で設定できる
超高精度トルク管理。
●世界初、無線リモコン仕様
無線リモコン仕様(オプション)とリモコンコード仕様(標準)が選べます。
●完全フルオート
IQ100CF-2には、マイクロプロセッサーが内蔵され、油圧トルクレンチを
接続してティーチングを1ストロークするだけで、油圧ホースの長さ、膨張量を
瞬時に記憶して油圧レンチ内のシリンダーの動きまで、微妙な圧力変化を察知して
自動運転します。
●設定トルク値で自動停止
自動運転でボルトを締付けて設定トルク値に達すると自動停止します。
●ハイスピード
油圧トルクレンチのシリンダー容積をポンプ自体が自動的に計算して記憶しており、
ストロークエンドに達する直前に油圧レンチのピストンに戻り指令が出されるので、
毎ストロークごとにフルストロークしないため最高圧に達せず、スピードが速く、
加熱が起きません。またリモコンの作動スイッチを押して離してという、わずらわしい
操作が不要のためハイスピード。
●クーラー標準装備
油温の上昇をオイルクーラーでしっかり制御して、長時間の使用でも加熱による
油圧低下の心配がありません。
■【IQ100CF-2の製品仕様】
デジタルトルク表示
液晶画面:タッチパネル式
電圧:100V 50/60Hz、
最高油圧:70MPa、
最大吐出量:2.0 L/min、
重量:22kg、
オイルクーラー標準装備。
■関連URL
デジタル自動油圧ポンプ
IQ100CF-2の仕様
油圧トルクレンチの使い方
IQ100CF-2のPDFカタログ